新卒採用事前準備
新卒採用に際しての事前準備についてご紹介いたします。 事前準備には主に次の5つを挙げることができます。
新卒採用実施の目的
新卒採用を導入するに際して、まずすべきことは経営戦略上からみた新卒採用の目的の明確化です。
- 全社的に自社の経営戦略が認識されている
- 経営戦略の視点から人事戦略の共通理解が進んでいる
- 自社の採用ブランドを認識できている
この3つが相互に関係する重要な経営戦略が、新卒採用の目的です。
これらを明確化し、整えることにより、採用基準や採用戦略を策定する準備が整います。
新卒採用は企業のマーケティングでもあります。選考の結果がどうなったかにかかわらず、誠実な対応をすることが、企業のイメージアップにもつながります。
求める人材と採用基準
新卒採用とは、企業戦略を推し進めていくための人事戦略です。
新卒採用という施策が、何らかの課題解決や企業解決、企業成長につながるものでなくてはなりません。自社に合わせた採用基準を明文化する必要があります。
- 配属部署、職種に求められるスキル
- 経文系理系、学歴などのボーダーライン
- 職務の求める価値観
以上のような共通の基準認識を持つことが、企業成長につながる新卒採用の上で必要なことです。
配属部署と人数
近年、採用市場はバブル期並みに過熱化しています。そんな中「採用基準の質は落とさない」「数よりも質」という企業は少なくありません。ですが、採用人数というのが最も具体的かつ客観的な採用指標であることは変わりありません。
企業が採用活動に資金を投資している以上、投資回収責任が発生します。投資回収という視点においては人数が唯一の評価基準となりえることを、採用担当者は認識しておく必要があります。計画段階において、短期的な必要人員ではなく、経営戦略に照らし合わせ、各部署に何人配属するのかも考慮しなければなりません。
採用スケジュール
新卒学生が入社企業を決定する際には、仕事内容や企業規模、福利厚生のほかに、社風や働きがいなど、企業側からは伝えにくいものを指標とする場合があります。企業の情報を多面的に伝えていくためには、
- 広報
- 会社説明会
- 選考ステップ
- 内定、フォロー
という選考フローの中でいかに共通した、また異なった情報を提供していくかを検討しなければなりません。
スケジュール計画にあたっては、新卒採用はその年の経済状況、雇用情勢などの外部環境に著しく影響を受けるマーケットです。同業、競合企業の採用スケジュールなどを加味した上で、戦略的に計画する必要があります。
採用担当の選別
新卒採用を企業の重要な経営戦略の一つであると認識したうえで、採用担当は学生に対して、企業の「顔」となりうる人材でなければなりません。
学生は採用担当の人柄から、その企業の雰囲気や、どういう人が働いているのかのイメージをふくらませることになるからです。 たくさんの学生に集まってもらえるということは、企業そのものを買ってもらっているということです。最初でも述べたとおり、採用活動は企業のマーケティング活動です。採用担当は企業で一番大きな商品を売る営業マンということができます。

