中途採用状況
業種別中途採用状況
建設・不動産
ここ数年の都市の大規模開発、タワーマンションの建設ラッシュなどで建築・不動産業界での中途採用が増えています。
建築業界の中でも、ハウスメーカーでは営業職と技術職での採用が多いようです。営業職は、他業界での営業経験者も多く採用されています。技術職は、建築士の資格を持っていることが必須になりますが、経験はそれほど重視されないようです。若くてやる気のある人材ならば、チャレンジしてみると良いでしょう。
不動産業界では、不動産仲介やリース業経験者、建設業界出身者なども活躍しています。今後は、例えば金融業界経験者など、他業種からも人材を募るようになっていくでしょう。
自動車・機械
機械業界では、産業・工作機械分野での設備投資が盛んで、中途採用も増えています。自動車業界の国内販売(軽自動車以外)は低迷していますが、欧米中など海外での日本車販売は伸びているため、国内外ともに生産はフル稼働です。
自動車業界・機械メーカーでは機械設計エンジニアが不足している状況にあり、積極的に中途採用しています。
電気・精密機器
半導体業界は、半導体メモリーが供給過剰気味です。業界全体で昨年ほどの成長が見込めるか不透明な状況にあります。電気電子業界はデジタル家電関連部品の増産もあり、好調を維持しています。
研究開発・設計・プロセスエンジニアなどの技術職から営業まで、求人過多の状況が続いています。特に、電気系エンジニアは絶対数が少ないためニーズは高く、人手不足の状態です。電子機器の制御系や情報系をつかさどるデジタル回路設計職は引き続きニーズが高く、HDL(ハードウェア記述言語)の理解、実務経験者も求められています。
化学・医薬・食品
業界再編のため、人材の流動、つまり転職希望者が増えています。
それにともない、大手・外資系企業を中心に積極的に中途採用を行っている状況です。英語力が問われる求人が増加しています。外資系企業はもちろん、国内資本の企業においても、グローバル化や海外進出の流れを反映しています。
金融
不良債権処理が終わり、いよいよ攻めの局面を迎えた大手金融機関では、1年半ほど前から中途採用が活発化しています。 一方、生命保険業界では、確定拠出型年金(通称401K)のスタートや、保険窓販の全面解禁などにより、慢性的に人材が不足しています。そのため、企業年金の法人向け営業、保険を販売するライフコンサルタント、対金融機関向けの営業(ホールセラー)などを大量に募集する傾向にあります。
流通
流通業界では、国内消費の伸びを受けて業績復調の兆しがあらわれています。
一方、コンビニエンスストアチェーンなどでは、店長・店長候補の強い採用ニーズがあります。また、女性向けや高齢者向けといった新たな事業形態の開発が進められているため、そうした分野に特化した企画職の募集も将来的には考えられます。
ソフトウェア・通信・IT
既存の基幹システムのオープン化、中小企業のIT化推進や種々のインターネットコンテンツの普及、携帯電話のアプリケーション需要などにより、盛況なIT業界。その中で、エンジニアやSEの人材は不足しています。
以前は、若手の人材採用が多かったのですが、最近では、レベルの高い顧客の要求にこたえるため、経験豊かなベテランの人材募集が多く見られます。
旅行・ホテル
景気回復による旅行需要の拡大を受け、旅行業界は近年にない好況を呈しています。さらに、団塊世代が大量に退職して旅行のニーズが高まっていますので、旅行需要の拡大は今後も続くことが予想されます。このため、各社ともサービス拡充に向けて、中途を含めた積極採用を進めています。 人員不足による採用強化であるため、基本的には即戦力となる旅行業界経験者が有利なようです。
広告・出版・マスコミ
広告業界は、伝統的に中途採用枠は少なく、出版業界も長引く業績不振により、大々的な採用は行われていないというのが現状です。
その中で、採用が比較的活発なのは、Webディレクターやプロデューサーなどの職種です。
インターネット業界では、多種多様な人材が求められており、他業種経験者の採用にも積極的です。

